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 有限会社ホットスタッフは1年間の個人事業を経て静岡県浜松市に設立いたしました。はじめはタイトルどおりアメリカ製ノートパソコンを輸入して通販雑誌にて販売を行う「輸入代行」的な事から始まった会社です。
理由は「国内製パソコンより高性能で値段が格安」だったからです。しかも最新式のパーツを採用したモデル（まだ国内ではCPUがインテルDX2-33MHｚが全盛期でDX4が出始めたころにすでにPentium機が登場していました。しかも格安で！）まだまだ今の時代のようにPCのハードウェアがオーバースペックではなく処理時間が非常にかかる事に不満を持っているユーザーさんがほとんどでパソコンを企業で導入するメリットが薄かった時代です（とはってもまだ15年ほど前のことですが…）。
少しでも高性能で安価な物を普及させる・輸入に対するトラブルの解決で商売をしてみよう！そんな程度だったことを思い出します。
ですので私自身ホットスタッフを設立した当初はパソコンに触ったこともありませんでした。商業英語が少しできるくらいの知識で始めたので今思い出すと若さゆえのチャレンジでたまたま上手くいった感があります。こんな私にも運が味方をしてくれました。これから会社を立ち上げてはじめる方、新しい方面にビジネスチャンスを開拓していく方も皆さん平等にチャンスはあると思います。是非がんばって夢を実現してみてくださいね。
この業界はほかの業界より進化が3倍もしくはそれ以上早いです。ですので輸入パソコンのメリット「高性能で低価格」も国内メーカーの努力で3年ほどでなくなってしまいました。PC業界もWindows3.1からWindows95へ変わり急激に市場が広くなってパソコンが生活・業務の一部に浸透しはじめたからです。もともと半導体（メモリやメインボードについているチップ、コンデンサ類）、光学ドライブ、ハードディスクのシリンダヘッドなどパソコンに使われている多くの部品は日本製でしたから需要が増えれば値段差もなくなりますよね。日本国内で優秀な部品が調達できるようになってきたので次に考えたのが「ホットスタッフオリジナルパソコンの製作・販売」でした。これは今でも当社のメイン業務です。販売経路は雑誌に広告を掲載しての通信販売からはじめました。ほかのショップの価格やメーカーPCの価格・構成を参考にしたり次に出る新しいパーツなどの情報を入手してユーザーさんが求めているPCをオリジナルブランドで発売しました。広告掲載料を月150万円かけたこともありおかげさまで順調に販売台数が伸び当初から月間生産台数100台多いときは500台にも上りました。まだインターネットが普及していない時代でしたので電話とFAXでがんばっていた時代です。
 このころになると地元浜松市のユーザーさんが増えてきました。
「パソコンの実物を見たいんだけど」や「直接伺って相談したいんだけど」という要望が多くなりました。また企業さんから「納品、設置設定までの依頼をしたいんだけど」というリクエストもありまずはショールームを兼用したパソコンショップを開店し、次に法人様に商談から搬入までできる営業部門を設立しました。まだまだ秋葉原・日本橋・大須以外のパソコンショップが珍しかったときですので遠くは関東、四国、九州地方など遠方のお客様が直接パソコンを取りにきてくれたときは嬉しかったですね。
また、電話回線がISDN回線にシフトしてWindows98が登場するとインターネットも普及してきました。当社は元々パワーユーザー様が多かったのでこちらもいち早くインターネットで通信販売、サポート業務を開始できました。特に既存ユーザーさんのリピート購入やユーザーさん全員にお知らせしたい情報の発信などは郵送などで行っていましたので経費的にも節約できましたしいち早くできたので結果として雑誌広告通販からのシフトも早めに行うことができました（広告費用の負担はかなり重かったので）。
 WindowsXPがリリースされるとパソコンの企業内導入率が100％に近い状態にそして家庭内普及率も50％を超えパソコンは生活に無くてはならないものになってきました。またブロードバンド回線も普及してインターネットの高速通信があたりまえになり大企業以外に中小企業でもホームページでのアピールは必須になってきました。またパソコンを自社にどのように活用して生産効率の向上や経費軽減など目に見えるものにつなげていくかを求められる時代になってきました。
○○協会や○○組合、○○会など会員さんを保有する団体の運営やコミュニケーション方法にパソコンやインターネットを活用する時代になってきています。
「確かによそでは行っているらしいんだけど自分のところでどう活用したらいいかわからない」「パソコンを導入してみたんだけどエクセルで会員名簿を作っているぐらいしか使っていない」「ホームページを作ってみたんだけど誰も見てくれない」などという実務的な問題が多く聞かれ相談がくるようになりました。
今ホットスタッフではこの問題の解決をお助けする事を目標に活動しています。
このキャッチフレーズが現在のホットスタッフの目標になっています。パソコン、インターネットの普及によって多くの情報を得ることができましたが逆に氾濫しすぎてしまい必要な情報を入手、伝達できなくなってきているのではないでしょうか？またこの情報が本当なのか、そして自分（自社）には適切なのか、ほかの人（会社）より遅れていないか、無駄な時間や金を使っていないかなど真偽を求められる時代になってきています。
私たちはパソコン、インターネットの専門家としてユーザーさんにアドバイスをしてしっかりした方向に導いてあげることがこれからの役目ではないかと思います。
いつでもどんな状態でも相談にのって的確なアドバイスができホットスタッフに関わったユーザーさんに平等な情報を享受できる環境…それを達成することがこれからの業務ではないかと思っています。
私たちの経営理念に賛同していただける方、企業さんそして同業者さんなどと是非一緒にこれからの10年を歩んで行きたいと思いますのでよかったら声をかけてください。
仲間は多いほうができることも多くなりますし、楽しくなりそうですので。
2007年5月
有限会社ホットスタッフ
代表取締役 田宮伸一
並びにスタッフ一同
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